こんにちは、高気密高断熱高耐震の注文住宅、株式会社六花舎設計 広報部です。いろいろな補助金にも対応しております。お気軽にご相談ください。

弊社では、国内最高の断熱性能７の家の構造見学会を開催しております。

断熱等級が高いほど省エネ効果が高く、メンテナンスコストも抑えられます。そのため、断熱性能の高い材質を採用します。外気の影響を受けにくく、室内の温度がほぼ一定に保てるので、光熱費が節約できます。
夏涼しく冬暖かい家の空間が実現の魔法瓶の家です。

今回ご覧いただく現場の窓は、ドレ―キープ窓を採用することになりました。断熱等級７の家にするには、UA値を０．２６以下にしなくてはなりません。でもデザイン性も重視したいというお客様には必見の窓です。

北欧生まれのドレープキープ窓は、１つの枠に２つの開閉機構が備えています。通常の内開きに加えて、換気に適した内倒しに２つの開閉機構を備えています。

日本ではあまり聞きなれないドレーキップ窓ですが、窓枠を好きな色にしたり、格子を追加したり、デザインを楽しめるおしゃれな窓です。

日本の住宅では、窓は横にスライドして開閉する引き違い窓が一般的ですが、気密性が低いため、寒さの厳しい北欧の住宅で引き違い窓を見かけることはほとんどありません。北欧住宅でのスタンダードがドレーキップ窓です。

ドレーキップ窓とは、１つのハンドルレバーで「内開き」と「内倒し」２つの開閉機能を持ち、ハンドルを上にすれば窓は内倒しとなり通風・換気することができ、ハンドルを横にすれば大きく内側に開くので窓の清掃がしやすい状態になります。

ドレーキップ窓は、窓枠の全周囲に金物が巡らされている構造です。ハンドルを下に向けると窓が閉まりますが、その時にグッと圧力がかかり、密閉される感覚があります。これは気密材がぎゅっと締まり、空気が漏れないように密閉されます。

ドレーキップ窓は、ドイツ語のドレーン（回す）とキッペン（傾ける）を合わせた言葉です。
１つの窓に２つの開閉機能を付けるという発想は、合理的な国ドイツならです。ドイツの窓の９割はドレーキップ窓と言われています。

引違窓は防犯面を考えると開けっ放しにすることはできませんが、ドレーキップ窓は、内倒しにした時のすき間が１０～１５cmほどなので人間が侵入することは難しく、安心して常時換気することができる利点があります。また、ドレーキップ窓は雨の日でも内倒しの状態で換気することができます。（台風や強風を伴う雨でない限り、室内が濡れてしまうことはほとんどありません。

またお掃除が楽な点も利点です。ドレーキップ窓なら内開きにするだけで、簡単に外側のガラス拭きをすることができる為、２階以上のお部屋の窓には特におすすめです。

そして、最大の利点は、ドレーキップ窓は閉める時に密閉されるので、冷暖房で冷やした空気や暖めた空気を逃がしません。高気密・高断熱の住宅は遮音性も高いので、騒音のリスクも減らすことができるようです。