偏西風の影響
2021/08/20
こんにちは、高気密・高断熱・高耐震注文住宅会社、株式会社六花舎設計です。
今年は、真夏のお盆休みの中に、前線が停滞するというとんでもない事態になり、各地で川が氾濫したり土砂崩れが起きてしまい、大変な被害が出てしまいました。
今回は、気象庁も国交省もかなり早くから警告を出していたので、早めに避難された方も多かったのではないかと思いますが、それでも間に合わずに亡くなられた方もいらっしゃいました。心よりご冥福をお祈りします。
それにしても、線状降水帯が出来る場所、河川が氾濫する場所、土砂崩れが起きる場所など過去にも何度か被害に遭われていて地名に聞き覚えがある場所だったりもするので、残念ながら地形や地質から、雨や災害の条件が揃ってしまう場所なのかもしれません。
特に今回は、コロナの感染者が急増している局面です。大勢の人が集まる避難所に行くこともかなり覚悟のいることだったと思いますが、今そこにある危機の回避を優先するしかないと思います。
それにしても、気候の変化が想定以上に加速しているように感じます。日本だけでなく、今年は中国やドイツ、トルコなど各地で大変な洪水が発生しています。
今年は例年より偏西風の蛇行が激しいようです。この上空の気流の影響で前線が発生し、夏の高気圧と偏西風の帯に挟まれて身動きが取れずに、ちょうど日本列島上で停滞が続き、そこに南から温かく湿った空気がどんどん入り込んで来て、大雨になっているようです。
これが過ぎたので、また猛暑になっているようです。
天災は本当に恐ろしいです。