「自然素材の家」を建てる前に知っておくべき10のポイント -5
おはようございます。
六花舎設計 ナガタです。
本日、午後より地鎮祭が行われるH様邸へ、朝から清掃&地縄張り等の作業の為に伺いました。
普段はデスクワークが主体ですが、気持ちのいい天気の日は、外での作業もリフレッシュできて良いですね。
前回からの続きです。
無垢材の選び方
「木の種類による違い」の記事でもお話ししたように、樹種によってその特徴ははっきりと分かれます。価格もさることながら、部屋の雰囲気や使う場所、用途に合わせて最適の無垢材を選びたいものです。
多くの場合、施主が選ぶことができるのは、床材や壁材になります。中でも床(フローリング)は、実際に触れることが多い場所なので、その性質などをよく確かめてから決めるのがよいでしょう。
一般的に、スギやヒノキ、マツ(パイン)などの針葉樹は柔らかく、見た目も感触もあたたかみがあるのが特徴です。素朴で表情豊か、経年によって味わいが増すのも針葉樹のおもしろさ。足腰にやさしく、素足で歩いても心地よさ
を感じられます。傷がつきやすいという一面もありますが、廊下やゆったりとくつろぐリビングなどにはおすすめの材です。
一方、ケヤキやナラ、カエデやサクラといった広葉樹は、木目が美しく、落ち着きのある色合いが特徴。輸入材にも広葉樹が多く見られます。硬いので傷がつきにくく、キッチンや子供部屋といった、イスなどを使う機会が多い場所に向いています。
また、同じ木でも、製材の方法や、木のどの部分を使うかによってずいぶんと雰囲気が変わります。たとえば、木目が平行に並ぶ「柾目(まさめ)」と、木目が渦を巻いたように見える「板目(いため)」。木の中心部を使った心材(しんざい)(赤身(あかみ))と、皮に近い部分を製材した辺材(へんざい)(白太(しらた))などがあります。また、斑点のように見える「節」
の数によっても、値段や仕上がりに違いが生まれます。さらに、天然オイルや蜜蝋(みつろう)ワックス(※)などを塗ることによっても印象はガラリと変わります。
このように、一口に無垢材といっても実に多種多様。
六花舎設計の、私たちと一緒に「家族の暮らしに合った無垢材」を見つけられるといいですね~。