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【無垢のフローリング】のメリット、デメリット

2024/10/06

こんにちは、高気密・高断熱・高耐震の省エネ住宅に特化した「世界に1つだけの家づくり」株式会社六花舎設計、 広報部です。

猛暑がようやく落ち着いたと思ったら、10月です。早いですね。弊社では、今年も平屋が人気で8割のお施主様が平屋で施工されました。

もちろん、お施主様の好みも様々で、性能にこだわる方、価格重視の方、デザインも性能もこだわる方、そして、素材にこだわり、自然素材にこだわるお客様も多くいらっしゃいます。

フローリングも無垢フローリングを選ばれる方が増えてきております。

無垢フローリングは豊かな風合いとやさしい肌触り、心地よい香り、木本来の魅力が味わえる「自然素材の家」には欠かせない素材です。

無垢材は長い年月をかけて味わいが増す素材です。
天然素材ならではの特徴や注意点を十分に理解しましょう。樹種によって色、木目、肌触りや硬さは多種多様です。天然木独特の質感や優しい肌触りと温もりは、他の人工的な材料では再現できません。

部屋いっぱいに無垢フローリングを施工すると高い調湿効果が期待できます。

生息している樹木は、湿気の多い時期には水分を吸収し、乾燥の季節には空気中に水分を放出することができるので、天然の調湿材としての機能を果たします。ただ、季節による湿度の条件次第で、膨張と収縮を繰り返すので伸縮・変形が起き、反りや隙間、場合によっては木割れ、継ぎ目部分の実(さね)がこすれて床鳴りが発生してしまいます。

無垢フローリングは化学物質を含んだ接着剤や塗料を使っていないので、アレルギー体質の方や小さなお子様にとって安全な天然素材です。

ただ、無垢材は経年変化が現れやすい材料です。日焼けすると、木材が本来持っている油分によって段々と艶が増してくる樹種や、木目が薄くなったり濃くなったりする樹種もあります。

自然素材ならではの、木の癒し効果でリラックス効果があります。森林浴の癒し効果はよく知られていますが、その癒しの正体は木の香りです。

一番たいへんなことは、お手入れかもしれませんが、日常的なお掃除と年に1回程度の定期的なお手入れで十分です。また、傷がついても自分で補修することができ、傷あとさえも味になっていきます。
手間をかけるほどに愛着が湧き、お手入れすることが楽しみに変わるかもしれません。

①傷については、無垢フローリングはどこを切っても無垢材があらわれます。つまり傷がついても無垢材があらわれるので、複合フローリングのように下地が現れてしまう劣化の傷とは異なります。傷が気になる場合は、紙やすりやアイロンを使って目立たせなくすることも可能です。

②汚れについては、明るい色は汚れが目立ち、濃い色は埃や白いペットの毛などが目立ちます。
また、キッチンや洗面室、トイレなどの水回りなど、頻繁に行き来する動線は生活している上で汚れは避けられません。無垢フローリングは隙間があり、季節によって収縮する樹種もあるので、細かいゴミやホコリが気になる場合は楊枝などで掻き出しましょう。

日常的なお掃除と定期的なお手入れについては、基本的には掃除機またはフローリングワイパーの乾拭きをしてください。

汚れは固く絞った雑巾などで拭きとります。水に弱いので水汚れはすぐに拭き取ることがポイントです。

定期的なお手入れをひと手間かけるかどうかで、差がつきます。

汚れが気になってきたらクリーナーで汚れを落とし、蜜蝋ワックスなどを再塗布して表面を保護することをお勧めします。広い面積を一度に行うことは大変なので気になるところを部分的に行ってもよいと思います。

自然素材の良さは、経年美化を楽しむことかもしれません。