断熱等級7は必要ですか
こんにちは、高気密高断熱高耐震の注文住宅、株式会社六花舎設計広報部です。
今弊社では、高性能住宅の問い合わせが殺到しております。
国でも今年の10月から断熱等級6と7が告示されます。HEAT20G3レベルの家が断熱性等7に相当します。G3レベルはUa値0.26という 数値を出さなくてはなりません。弊社では今秋からG3レベルの家が着工いたします。高性能住宅をお考えの方楽しみにしていてください。
そして、G3レベルの家にするには付加断熱が絶対必要となります。弊社で現在施工中の現場で付加断熱工事現場に全国工務店コンサルタントの代表の方が視察に来られ、小冊子の一面に掲載されました。こちらの建物は、デザイン性を重視しながら高性能を求めている建物です。同様の施工現場が茨城県猿島郡境町でもあります。どちらの建物もこの極暑のなか、玄関ドアを開けた瞬間、とても涼しくて驚いています。(ちなみにこちらの建物はUa値0.43となります。)
確かに高性能住宅になればなるほど省エネ効果も高くなります。光熱費で考えると断熱等級4から6にすると月1万5千円程度下がります。しかし、断熱等級6から7にすると年間で1万円程度しか下がりません。経済的要因から考えると耐震等級7にするモチベーションは下がってしまいます。断熱性能を上げるには建築コストも上がりますので、そのバランスコストを考えなくてはなりませんね。
エコ住宅の第一人者の松尾和也先生も、住宅の断熱性能はG2レベルUa値0.35前後がベストであると述べております。つまり経済性を考えると断熱性能7は必要ないと言い切っております。
それでも断熱性能7を勧める根拠は、経済面だけではないようです。健康に与える影響等があるようです。次回にそのあたりをお話できればと思っています。